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3Dプリンタの匠について

目次

運営方針

本サイトの方針で運営します。

「3Dプリンタの匠」の運営方針
  • 初心者が3Dプリンタを欲しくなる情報を発信する
  • 初心者が3Dプリンタを楽しめる情報を発信する
  • 初心者にスパルタな情報発信はしない
  • 未公開のマニアックな3Dプリンタ情報も少しは発信する
  • 本サイトの読者が、3Dプリンタのランニングコスト 月1万円を賄える方法を情報発信する

マニアではない初心者/一般消費者にとって、少しでも役立つ情報を発信して参ります。


以下では、本ポリシーに至った経緯を紹介します。

3Dプリンタことはじめ

筆者が3Dプリンタを始めたのは、2020年新型コロナウイルスが流行し始めた春でした。会社の同僚に勧められるがままに、Prusa i3 MK3S 組み立てキットを購入しました。

筆者 最初の3Dプリンタ
Prusa i3 MK3S

13時間かけて作ったはいいが、頻繁に壊れるPrusa i3 MK3S、役に立たないメーカーサポート、英語ばかりのインターネット情報。

コロナ禍真っ只中で、フェイスシールドを作って提供するボランティアに参加していました。しかし、頻繁壊れ、精度がコロコロ変わる2020年当時の3Dプリンタ。ちょっとでも安定生産をしようと、初心者なりにもがき苦しみました

何回も正規パーツを個人輸入し、なんとか3Dプリンタを修理し、トラブルに対処しながら、3Dプリンタの知見を積んでいきました。この頃は面白いというより半ば意地でした。

3Dプリンタで製作したフェイスシールド
3Dプリンタで製作したフェイスシールド

3Dプリンタ熱が上がったコミュニティ

参加していたガジェットコミュニティの中で、突然3Dプリンタが盛り上がった時期がありました。その時に皆がこぞって購入していたのが廉価な3Dプリンタ「Ender-3」シリーズ。

Creality Ender 3 Pro
Creality Ender 3
参加者

たった3万円くらいで3Dプリンタでものづくりができるなんてっ!

あれよあれよと数千人在籍するコミュニティで広がりました。見ている限り、数百台は売れたのではないでしょうか。それくらいに熱狂していました。

参加者

自分だけに最適化したものを作るの最高!

そんなコメントに共感して、微笑ましく感じていました。こんな3Dプリンタに熱狂したコミュニティ参加者たちですが、3ヶ月も経つと「3Dプリンタ」の「す」の字も聞かなくなりました。あっさり3Dプリンタ熱が冷めてしまったのです。

いつもの匠

やっぱり3Dプリンタ熱は続かないのか…

筆者みたいに突き詰めてしまう技術者は稀。流行とは簡単には続かないものなのだと実感しました。そこでコミュニティ参加者、同じような状況の会社の同僚たち、併せて十数人にヒアリングしてみました、その結果から以下が理由だと分かりました。

  • 3Dプリンタで物を作るのは時間がかかりすぎる(速度問題)
  • 初期投資・ランニングコストが馬鹿にならない(コスト問題)
  • 3Dプリンタで作るより、買った方が簡単で安い(コスパ問題)
  • 3Dプリンタで思ったモノが作れない(技術問題)
  • 壊れると直せない(トラブル対応問題)
  • 情報がマニアックすぎて困る(知識ハードル問題) など…

こうして、仲間が居なくなる寂しさ、まだまだ未熟な3Dプリンタ製品、3Dプリンタ普及の難しさを感じた筆者でした。

それでも毎日生産してみた

筆者の3Dプリンタは周りと異なり、ドンドンとのめり込んでいきました。2021年には毎日出力して、Instagramには100個の生産物を投稿していました。その一部がこちら。

その軌跡は筆者の Instagram / Twitter を見れば一目瞭然。今も生産してはSNSに投稿する日々です。500個以上を製作してからはもう数えていません。いまや3Dプリンタの稼働時間は累計1万時間は越えているはずです。(Prusa i3 MK3S 1台で5000時間を越えている事実より)

また、3Dプリンタも3台に増やし、未だ熱が覚めることはありません。

我が家3台の3Dプリンタ

それほどまでにものづくりは楽しいものです。

この楽しさをぜひ多くの人に味わっていただきたいと、筆者は願ってやみません。

3Dプリンタってマニアックな情報が多すぎませんか?

3Dプリンタに詳しい「3Dプリンタ専業者」「3Dプリンタマニア」、時には「3Dプリンタメーカーのサポート担当者」のコメントに、時々ビックリすることがあります。

3Dプリンタ会社サポート担当者

3Dプリンタは精密機械ですから仕方ないです

オタク

3Dプリンタは初心者には難しくて当たり前

マニア

3Dプリンタは相当やる気が無いと無理

経験者

トラブルを自力で乗り切るには苦労するしかない

たしかに今の3Dプリンタ、過去の3Dプリンタはそうでした。少ない情報から知見を溜めてきた自負があることもわかります。もちろん、3Dプリンタにハマって自力で知見を詰める人は何の問題もありません。

筆者は3Dプリンタマニア達のスパルタコメントに飽き飽きしています。3Dプリンタを普及させたいはずの3Dプリンタメーカーや販売代理店でさえ、似たようなことを言います。

いつもの匠

こんな状況では、こんなに楽しい3Dプリンタが一般家庭に普及することないよね…

初心者が楽しめるようになるにはハードルが高すぎる今の3Dプリンタ

それが今の家庭用3Dプリンタ業界の大きな課題です。

ただし、これらの問題は解決され、スパルタな意見は淘汰されると筆者は信じています。それはスマートフォンの前例を見れば明らかだからです。

普及期前の電話機能付きPDA端末

「Symbianスマートフォン」「ブラックベリー」「Windows Mobile」は、キーボードや通信機能、豊富なアプリケーションがあり、それなりに便利なデバイスでした。しかし、マニアのおもちゃ以上にはならず、一般には普及しませんでした。その主な原因は、使い方が難しくて使えるユーザーが狭いデバイスだったことでした。当時の筆者の印象ですが、メーカーはどこかそれで満足してしまっていたところがありました。

2007年 「初代iPhone」発売

ここから一気にスマートフォンが普及しました。この普及の主な要因は、「タッチパネル」「分かりやすい操作画面」「インターネット通信」「アプリストア」などが挙げられています。特に重要なのは、使えるユーザーのボーダーラインを下げたデバイスが、爆発的な普及に繋がったのです。そして、現状に甘んじたフィーチャーフォンと携帯電話メーカーは衰退の一途を辿ったのでした。

おわかりでしょうか。「利用者に苦痛を強いるデバイスは、もっと使いやすいデバイスに淘汰される」事例は、ほかにも沢山あります。パソコン、ゲームデバイス、イヤホンえとせとら。この前例を考えれば、3Dプリンタマニアのスパルタなアドバイスは、3Dプリンタ市場の成長にはちょっと有害です。

また、3Dプリンタを購入する人の多くは「3Dプリンタを学びたい」のではなく、「3Dプリンタでものづくりをしたい」のです。その「ものづくり」に至るまでの過程が長すぎると感じており、3Dプリンタ初心者へのハードルが高すぎる3Dプリンタ市場を憂う毎日です。

3Dプリンタを楽しむハードルが多すぎる問題

3Dプリンタを楽しむには以下がハードルになります。

    • 3Dプリンタで物を作るのは時間がかかりすぎる(速度問題)
    • 初期投資・ランニングコストが馬鹿にならない(コスト問題
    • 3Dプリンタで作るより、買った方が簡単で安い(コスパ問題)
    • 3Dプリンタで思ったモノが作れない(技術問題
    • 壊れると直せない(トラブル対応問題
    • 情報がマニアックすぎて困る(知識ハードル問題) など…

3Dプリンタ自体の性能改善は、技術革新を祈るしかありません。

しかし、コスト問題や技術・知識の問題は、以下の方法ですぐにでも解決できると考えています。

コスト問題の解決方法
  1. コストパフォーマンスの良い商品を購入する
  2. 3Dプリンタ関係する何かで稼いで、コストを相殺する
技術・知識の問題の解決方法
  1. 専門知識に乏しくても理解できる情報に触れる
  2. トラブルシューティングの情報に触れる
  3. コミュニティに参加する
  4. SNSで有識者と繋がる
  5. 製品のメーカーサポート・代理店サポートを活用する

これらの解決方法を提供すべく、本サイトは情報提供を行っていくことにしました。

以上が、本サイトに至った経緯です。

3Dプリンタに興味を持った皆様が、幸せな3Dプリンタライフを送れるように。

いつもの匠

Twitterでは、楽しい3Dプリンタライフについて発信しています。ぜひフォローしてくださいね!

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